会津地域産業観光ガイド

産業観光をご検討中のみなさまへ

お知らせ

第4回産業資産ガイド研修会が行われました。

2018.03.27

会津若松産業資産利活用推進協議会では、会津地域の産業資産を案内できるツアーガイドの育成を目的に、ツアー形式の研修会を実施しております。
第4回は、100年以上の歴史がある仏壇・仏具メーカー、「アルテマイスター」にご協力いただき、普段見ることがない仏壇、仏具の製材から加工組み立てまでの過程を見学させていただきました。

アルテマイスター本社

1月24日、天気はあいにくの大雪。
会津若松市門田町にあるアルテマイスター本社に向かいます。
ツアーに参加されたボランティアガイドの皆様、
案内していただくコンシェルジュ (工場見学担当者)の方も、寒さ対策で重装備でした。


まずは、コンシェルジュの方による会社案内と本日の見学コースの説明です。
社名の由来(ALTE=祭壇+ MEISTER=職人)
仏具に関する専門用語などを説明していただきました。


二班に分かれ施設の見学スタートです。


まずは、仏壇にさまざまな装飾を施す「加飾」の工程を見学します。
会津の伝統的な技法「蒔絵」について、現物を見ながら説明していただきました。
美しいグラデーションと、非常に細かい金の絵柄のコントラストが優美でした。


現代の住宅事情に合わせたサイズ、部屋のインテリアとしてもマッチするデザインを心がけて
製品開発を行っているそうです。
また古い仏壇のクリーニングやリメイクも行っています。


加飾の工程では、若い職人の方が活躍しています。
金箔貼り・金箔押しなど伝統的な技術を用いて、見事に仕上げていく様は感動です。


それぞれの工程を経て仕上がった部品を、細部の点検を行いながら、組み立てていきます

次は、仏壇の材料となる製材加工工場の見学です。
普段は材料の丸太の製材などの作業をしているそうで、かなり広い内部でした


木材を扱うメーカーとして、環境保全にも力を入れており、
平成18年より岩手県で植林を開始し、森を育てているとの事です。


原木を吟味するのに、丸太の切り口を見て良し悪しを判断するそうで、
買い付けにも経験が必要とのことです。


板材に挽いてから十分に乾燥させます。


入り口は大きな自動ドアで外気を防いでいました。


大型機械が多数あり、外からは想像できないような内部の広さに圧倒されました
木材の加工から製品の販売まで一貫して行っているのはアルテマイスターの強みだそうです。

アルテマイスター保志(ショップ)


日本の暮らしに根付く伝統と文化を大切に考え、
「ものづくりの技術」「祈りの心」を次世代に伝えるものとして、
現代の暮らしに合った祈りのかたちを提案しているという店舗。
モダンな外観の建物が通りに映えます。


また、さまざまなクリエイターによる祈りのかたちに出会える場となっています。


仏壇は伝統的なものから、現代のシンプルなものまで多彩なラインナップが展示されている他、
位牌や神棚なども並んでいます。


ショップの天井には、ガラス工芸作家 林久美子さん作のデザイン画が
空間を包むように配され、幻想的な雰囲気を感じさせます。


柱に金箔を施した「金箔列柱の間」では、金箔の柱を特別に触らせていただきました。
作成当時は金の価格が今より高価だったそうです。


道向かいの系列店、スペース・アルテマイスターも見学しました。


仏壇を作る際に出てしまう余財を有効活用した小物や、
木を使った文具やおもちゃなどをオリジナルブランドとして販売しています。


店頭に並ぶ商品を実際に手に取ると、木の温かみを実感します。


隣接するカフェ「おくのくら」にてランチをいただきました。
大正時代に作られた蔵づくりを活かした素敵な雰囲気の空間です


食事以外にも、講演会やコンサート、ワークショップなどの催し物も開催されています。
以前にはフラメンコのライブが行われたそうです。

今回のツアーでは、奥深い伝統工芸の仕事を間近で見学することができ、
みなさまの情熱を強く感じました。

より魅力的な産業観光ツアーの実施に向けて、今後も検討をすすめていきます。

会津若松市産業資産利活用推進協議会では、
お客様が会津で産業観光を行う際のプラン作成をサポートしております。
テーマごとのコース・周遊プランのご提案、見学場所との調整も含めて
お手伝いをさせていただきます。

ぜひ協議会へご依頼ください。

→詳しくはこちら(産業観光をご検討中のみなさまへ